肋間神経痛の症状や原因を知ろう

なにが引き金になって、肋間神経痛の症状は起こるの?

 

肋間神経痛の症状は、ある決まった粘膜や皮膚を刺激することで誘発され、この痛みのもととなる特定の場所を“痛みの引き金点”、あるいは“引き金帯”と呼んでいます。

 

何度も何度も繰りかえして発作が現れる場合は、“引き金点”、“引き金帯”を刺激しないように工夫することがたいせつとなってきます。

 

“引き金点”の一般的な特徴としては、
★神経が頭蓋骨から外に出てくる骨の穴の部分、
★神経が肋膜を通過する点、
★神経が二股に分岐している部分、
★神経が深いところから表面に出てくる場所にあるという点が医学的に指摘されています。

 

筋や骨格系に胸痛(きょうつう)をきたす病気には、ほかに筋肉痛、肋膜骨炎、肋骨骨折、帯状疱疹もあります。とくに肋骨骨折の症状は肋間神経痛の症状と似ていて、自分では判断がつかないことも多いもの。肋骨は意外に折れやすいきゃしゃな骨で、妊娠中でカルシウム不足の女性や骨粗相症ぎみのお年寄りによく肋骨骨折が起こります。

 

前項で詳述したような痛みがある場合は、とにかく病院へ行って症状をチェックしてもらいましょう。肋骨骨折なら意外に治りは早く、とくに心配すべき挫傷ではありません。痛みが何時間も持続するようなら狭心症など重大な病気も考えられるため、次章ではさまざまな胸痛の症状についてみていきましょう。