肋間神経痛の症状や原因を知ろう

肋間神経痛の直接原因は、いまなお解明されていません

 

肋間神経痛に悩む患者さんは多いのですが、ほとんどは突発性で原因もいまなお十分に解明されていません。脊髄や脊椎の変形性病変、ウィルス感染による帯状疱疹、腫瘍、肋膜炎、カリエスなどの病気によって併発されることもあります。また単なる鼻風邪によって痛みが生じる場合も、ままあるのです。

 

肋間神経痛が引きおこされる直接原因はあまりよくわかっていませんが、肋間神経の炎症や中毒、または栄養障害などが関係しているとされています。神経炎や症候性神経痛とはっきり区別がつかないような、やっかいな肋間神経痛もあります。

 

痛みという感覚は人間や動物にとって重要、かつ基本的な防御機能のひとつです。痛みを感じると苦痛からできるだけ早く逃れようと身体は逃避反射を起こし、その一方では動きを抑制して安静な状態を保とうとする機能が働き、異常事態という危機原因からの回復を図ろうとするのです。

 

肋間神経痛の場合も激痛があまり頻繁に続くと身体本来の逃避反射目的からはずれて、別の悪影響をもたらす危険性があります。不安感が増殖されるとたいていは食欲や意欲が減退し、その結果体調も当然悪化して、肋間神経痛以外のさまざまな体調不良症状まででてきてしまうのです。